こんにちは、しょーびです🐼

今回は、500円から使える店舗向けBGMアプリ
『StoreSound』開発者のMさんにインタビューさせていただきました。

Mさんの本職は、店舗向けITシステムの営業です。
アプリ開発の経験はありませんでした。

Mさんは、営業先で店長やオーナーから聞いた悩みをきっかけに、
アプリづくりを始め、開発未経験からBGMアプリをリリースしました。

現場の声を反映し、営業視点から開発されたStoreSound。
その経緯と、その設計思想を聞きました。

店舗BGMの負担を小さく――月額500円から使える『StoreSound』

しょーび
しょーび
Mさん!本日はよろしくお願いいたします!しょーびです!

まず、StoreSoundがどのようなサービスなのかを簡単に教えてもらえますか?

Mさん
Mさん
StoreSoundは店舗向けBGMを、iPhoneで再生できるアプリです。

業種や店の雰囲気に合わせて29のチャンネルを選べます。たとえば、飲食店や美容室、小売店、クリニックなどを用意しています。

しょーび
しょーび
店舗向けBGMサービスを開発しようと思ったきっかけなどはありますか?
Mさん
Mさん
キャッシュレス決済の相談を受ける際「店内で流すBGMはどうすればいいか」と一緒に聞かれることがよくありました。大手の店舗向けサービス会社から、キャッシュレス決済と店舗向けBGMをまとめた提案を受けているお店も多かったんです。

当時うちの会社には、店舗向けBGMのサービスがなかったので、私自身が探して良さそうなものを紹介していました。その過程で、既存のサービスは月額数千円かかるものが多いと気づきました。

せっかくお客様が相談してくださるのに、自社から提案できる音楽サービスがないのはもったいない。だったら、低価格で使いやすいサービスを作れないか?

そう考えたのが、StoreSoundの始まりです。

「これ、自分で作ってみれば?」営業マンにアプリ開発を始めさせた無茶振り

しょーび
しょーび
Mさんはアプリ開発は未経験だそうですが、なぜStoreSoundは自分で作ろうと思ったのですか?
Mさん
Mさん
最初は自分で開発せず、私個人の持ち込み企画として会社に提案しようとしていました。

そして、企画書を作って社長と副社長に持ち込んだんです。そこで副社長から「これ、自分で作ってみれば?」と言われ、業務外で個人開発を始めました。

しょーび
しょーび
それはまた、かなりの無茶振りじゃないですか?
Mさん
Mさん
たしかに無茶振りでしたが、当時、社内の人員が少なかったというのはあったかと思います。あと、企画書に

『開発:俺』

と書いていたんですよね(笑)冗談のつもりでしたが、副社長にそこを拾われたんじゃないかと思います。

しょーび
しょーび
それは少し『身から出たサビ』感ありますね(笑)

「風呂敷をたたみなさい」副社長の一言が導いた『引き算の開発』

しょーび
しょーび
経験がない中でのアプリ開発は難しかったと思うのですが、どのようにして完成まで漕ぎ着けたのでしょうか?
Mさん
Mさん
副社長に言われた「風呂敷をたたみなさい」という一言がなかったら、アプリを完成させるのは非常に難しかったでしょう。
しょーび
しょーび
風呂敷をたたむ?どういうことでしょうか?
Mさん
Mさん
StoreSoundの構想段階では、ログインや広告など、様々な機能を盛り込んでいました。なにしろ初めての開発だったので、やりたいことが多かったんです。

ある日、副社長から様子を聞かれ、その構想を話しました。すると副社長は「風呂敷をたたみなさい」とアドバイスをくれました。

その後、アプリを可能な限りシンプルにして、完成させることができました。

しょーび
しょーび
たしかに、大規模で複雑なものほど完成は難しくなりますもんね…
Mさん
Mさん

ええ。また、アプリのシンプルさそのものが、強みにつながったと思います。

ログインも専用機器も不要――店舗の手間を増やさない設計

しょーび
しょーび
シンプルさがアプリの強みになったということですが、具体的にどのような特徴につながりましたか?
Mさん
Mさん
まず、ログイン機能を省いたことで利用者の使いやすさが向上した点が挙げられます。中古のiPhoneや余っているiPadをスピーカーにつなげるだけですぐ使えます。専用の機器や大規模な設備は必要ありません。

これは当初のコンセプトでもあった「店舗の手間を増やさない設計」という点にもつながりました。

追求されたシンプルさが低価格につながる

しょーび
しょーび
なぜ月額500円という低価格を実現できたのかを教えてください。
Mさん
Mさん
やはり徹底した「シンプルさ」が価格につながっていると思います。

まずログイン機能を省いたことで、利用者情報を管理する負担を抑えられました。そのため、運営側の管理や保守コストも低く抑えられています。運営も私一人で行なっており、組織の規模も小さくしています。

しょーび
しょーび
音源にもそれなりのコストがかかると思うのですが、その点はどうしていますか?
Mさん
Mさん
音源選びもコストが最小限になるように工夫をしています。権利関係を整理したオリジナルBGMや、パブリックドメインの楽曲などを活用しています。
しょーび
しょーび
音源もなるべくシンプルに、ということですね!

『枯れた技術の水平思考』――「すごい技術」より、店舗にとっての「これで十分」を

しょーび
しょーび
利用者からはどのような反応がありますか?

Mさん
Mさん
UIが分かりやすい、シンプルで使いやすいという声をいただいています。

余っていたiPhoneをスピーカーにつないですぐ使えた、バースデーソングや閉店時のBGMが便利だった、という声もいただきました。

内装関係の方や店舗に商品を卸す事業者の方が、別のお店へStoreSoundを紹介してくださることもあるそうです。

しょーび
しょーび
開発するうえで大切にしている考え方を教えてください。
Mさん
Mさん
任天堂の技術者、横井軍平さんの言葉として知られる「枯れた技術の水平思考」を大切にしています。

新しい技術そのものを追うのではなく、すでにある技術や仕組みを別の角度から組み合わせて、目の前の問題を解決する考え方です。

iPhoneやiPadと、店にあるスピーカーを組み合わせてBGMを流すのも、その一つだと思います。

『StoreSound』は営業思考で開発された店舗向けBGMアプリ

しょーび
しょーび
最後に、サービスに込めた思いや、今後の展望など、お聞かせ願えればと思います。

Mさん
Mさん
私は営業畑出身の人間です。営業の仕事は「顧客の利益を最大化すること」。

だからこそ、StoreSoundを利用してくれる店長さんやオーナーさんたちには、BGMの固定費を抑えた分を、商品開発やサービスの向上、お客さまへのおもてなしに使ってもらえたらと思います。

今後もできるだけ価格を上げず、無理なく使い続けてもらえるサービスにしたいと思っています。

しょーび
しょーび
本日は貴重なお話をありがとうございました!!

StoreSoundの基本情報

  • サービス内容:店舗BGMアプリ
  • 料金:月額500円から。最初の5時間は無料で試用可能
  • 対応端末:iPhone、iPad
  • 契約期間:縛りなし
  • BGMの種類:飲食店、美容室、小売店、クリニックなどに向けた29種類のチャンネル
  • 店舗向けの音楽:季節のBGM、バースデーソング、閉店時に使える「蛍の光」など多数