こんにちは、しょーびです。
僕はWEBライターという、ネットメディアで文章を書く仕事をしています。
WEBライターの報酬は1文字いくらで決まるため
1日に何文字も書かなければなりません。
そんな仕事をしているので、僕は毎日ほぼ休みなく
3,000~5,000文字もの文章を書いています。
原稿用紙にすると8枚~13枚程度でしょうか。
一般的には多いかもしれませんが
WEBライター界隈では、当たり前に書いてしまう量です。
むしろ、これくらい書けなきゃ仕事にならん!
今回はWEBライターが実践している文章を速く書くコツや
速く書くメリットなどを紹介していきます。
一緒に紹介しているNG行動をしないだけでも
執筆スピードは段違いに上がるので、実践してみてください。
文章を速く書くことのメリット4つ
文章を速く書けるようになるとなにがええねん!
たしかによくわかんないですよね。
文章を速く書くメリットは主に4つあります。
- 品質の高い文章を書ける
- 作業効率が上がる
- インプットに時間を取れるようになる
- 収入やキャリアの向上につながる
品質の高い文章を書ける
質を上げるには、まず量をこなすことが大切です。
料理にしても、スポーツにしても、何にしても、
こなした量が足りなければ質は上がりません。
逆に量をこなせば、質は自然と上がっていきます。
早く書くことができれば、一日に書ける文量が増え文章の質の向上に繋がります。
また、早く書くには、情報を精査し簡潔にまとめる能力が必要不可欠です。
早く書くことを意識すれば、情報収集能力や簡潔にまとめる能力も
自然と身についていくでしょう。
作業効率が上がる
早く書けるようになると、書くことのみに集中できるようになるため
作業効率は劇的に上がります。
また、文章に対する不安も減るため、着手するのも早くなります。
インプットに時間を取れるようになる
文章を書くのはアウトプットです。
アウトプットをするにはインプットが欠かせません。
つまり、良い文章を書くにはインプットが必要になってきます。
アウトプットに時間が取られていたら、インプットに時間が回せません。
効率的な執筆(アウトプット)をすることで、インプットの時間ができる。
良いインプットができれば、文章のクオリティが上がる。
さらに文章を書くのが早くなる。
まさに理想的なサイクルですね。
収入やキャリアの向上につながる
速く書きたいと考えている人の多くは、何らかの目的があるはずです。
作文や論文を速く書きたい
仕事で活かしたい
などです。
特に仕事で活かせるようになれば、収入やキャリアの向上に繋がります。
文章が速く書けるようになれば、仕事のスピードや資料の質が上がります。
そんな人材を会社はきっと放ってはおかないでしょう。
WEBライターはまんま収入につながる(ちょっと自分語りさせて!)
僕のようなWEBライターの場合、書くスピードが収入にそのまま繋がります。
WEBライターの報酬は1文字いくらで発生します。
(例:1文字1円で1万文字書いたら報酬は1万円)
1万文字を書くのに、2時間かかるライターと4時間かかるライターがいるとしましょう。
この2人の時給は倍も違います。
1日8時間目一杯働いた場合、この2人の報酬の差も同じく倍です。
このように、WEBライターなど文字数が収入に直結する仕事は
書くスピードを上げることが必要不可欠なのです。
現役WEBライターも実践!文章を速く書くコツ
ここまで文章を速く書くメリットを見てきました。
次はいよいよ文章を速く書く方法を紹介していきます。
結論からいえば、文章を速く書くために必要なことは、
準備7割 執筆3割
です。
文章を速く書くコツ ~準備編~
まずは準備から見ていきましょう。
文章を速く書く上では準備が欠かせません。
- 大枠を決める
- 構成を作る
- 情報や素材を集める
- 計画を立て締切を設定する
大枠を決める
プラモデルを作ったことはあるでしょうか?
プラモデルを正確に・効率よく・きれいに作るために必要なのは設計図や説明書です。
特にプラモデルが複雑になればなるほど説明書の重要性は大きくなります。
文章も同じです。
設計図なしに文章を書くのは、説明書なしでプラモデルを組むのと変わりません。
しかし、文章には設計図があるわけではないので、自分で作る必要があります。
そのためにまずはどんな文章を書くのか、どんな流れにするのか
大枠を作って文章の骨組みをしましょう。
構成を作る
骨組みが出来たらいよいよ設計図を作ります。
具体的な設計図が構成です。
構成というと分かりづらいかもしれませんが、要は見出しや章のことです。
文章の方向性や流れは決まっているので、
あとはどんな内容をどのくらいのボリュームで書くのかを決めます。
例えば読書感想文なら構成はこんな感じです。
要約(200文字)
感想(400文字)
関連する具体的な出来事①(200字)
関連する具体的な出来事②(200字)
まとめ(200文字)
合計:1,200文字
これだけあれば合計で1,200文字になります。原稿用紙3枚分です。
感想や主張が長くなってしまいそうな場合は、要約を削るといいでしょう。
ブログの構成はこんな感じになりますね。
導入文(200文字)
結論(100文字)
理由1(150文字)
理由2(150文字)
理由3(150文字)
大見出し1(100文字)
小見出し1(150文字)
小見出し2(150文字)
小見出し3(150文字)
大見出し2(100文字)
小見出し1(150文字)
小見出し2(150文字)
小見出し3(150文字)
まとめ(200文字)
合計2,050文字
こうやって文章を書く前にまず何を書くかを決めておけば、効率よく文章を書けます。
情報や素材を集める
何を書くかが決まっても、自分の中に引き出しがなければ
文章を書き出すことは難しいでしょう。
そこで必要なのが情報です。
書きながら集めればいいじゃないか
と考えるかもしれませんが
僕はあまりおすすめしません。
文章は書き出したら一気に書き上げるのが、一番効率的に書けます。
書いている最中に調べる作業が入ると、その分効率は落ちてしまいます。
完全に理解しておく必要はありませんが、
必要に応じて、すぐ該当情報にアクセスできる程度の準備はしておくといいでしょう。
計画を立て締切を設定する
締切を設定するのも効果的です。
なるべく厳しめの締切にするといいでしょう。
締切を設定することで、1日どれくらい掛けばいいかも明確になり
計画も立てやすくなるため、執筆効率を上げられます。
夏休みの最終日に恐るべきスピードで宿題を仕上げた経験はないでしょうか?
それと同じで、人は締切が近くなると急に集中力が上がる生き物です。
その点でも、締切を設定することは非常に有効といえます。
文章を速く書くコツ ~執筆編~
準備ができたらあとは執筆するだけです。
準備が出来ていれば、難なく文章を書けるでしょう。
- とにかく手を動かし続ける
- パターンやテンプレートを活用する
- 使えるツールは使う
- タイピング速度を上げる
とにかく手を動かし続ける
文章を書いたら手を止めないで、一気に書き上げてください。
一度執筆以外のことをしてしまうと、集中力がそっちに向いてしまい
もう一度執筆に集中力を向けることが大変になります。
多少文章がおかしいと思っても、誤字脱字をしたとしても、
とりあえずは一気に書いて後で直すのがおすすめです。
パターンやテンプレートを活用する
パターンやフレームワークというと小難しく感じるかもしれませんが
要は文章の雛形のことです。
型通りの面白みのない文章が出来上がりそうな気もしますが
どんな文章にも一定のパターンがあります。
むしろそのパターンを破ってしまうと、よくわからない文章になってしまいます。
良い文章を書くためにも、文章のパターンを覚えて活用しましょう。
使えるツールは使う
僕自身も紙とペンを使って文字を書く楽しさや
デジタルにはない有用性も理解していますが
今回の目的はあくまでも、速く高品質な文章を書くことです。
紙とペンよりパソコンとキーボードを使ったほうが速いですし
校正は校正ツールを使ったほうが正確な上に速いです。
できれば、PCをはじめとするツールは使ったほうが良いでしょう。
タイピング速度を上げる
タイピング速度を上げることももちろん大切です。
しかし、個人的には優先度はあまり高くないかなと思っています。
文章を書くために重要なのは、執筆作業ではなく準備です。
準備をしっかりすれば、多少タイピング速度が遅かろうと問題ありません。
もちろん、最低限のタイピング速度は必要なので
あからさまに遅いと感じる場合は練習しましょう。
あとは慣れる!
あとはとにかく
書いて書いて書いておやつ食べて書いて慣れましょう!
ぶっちゃけこんなことしなくても
慣れだけで1日2,000文字くらいは余裕で書けるようになります笑
やっちゃダメ!文章を書く上でのNG行動3つ
文章を速く書くコツの次はNG行動を見ていきましょう。
以下の3つは特にやってしまいがちな行為なので、気をつけるようにしてください。
- 準備をしないで書き出す
- マウスを使いまくる
- 書きながら修正する
準備をしないで書き出す
全く準備をしないで文章を書くのは止めましょう。
先程も言ったように、文章を書くのに必要なことは
準備8割 執筆2割
です。
数字が変わってる?細けえこたぁいいんだよ!!!
準備をせずに文章を書こうとするのは
食材もナベも用意せずに、料理をするようなものです。
事前の情報収集や構成作成なしに効率よく文章が書けることはありません。
急がば回れ。面倒くさがらずにしっかり準備してから文章を書きましょう。
マウスを使いまくる
執筆をしていると、コピーやペースト、やり直しなどの作業をすると思います。
その際にマウスを使うと思うのですが、キーボードから手が離れれば
その分執筆効率は落ちてしまいます。
極端な話、マウスは触ってはいけないものと考えましょう。
僕はマウスに触ったら右腕が爆散するように改造手術を受けています。
マウスさわれないならコピペとかどないすんねん!
という声が聞こえたのでお答えします。
ショートカットキーを使いましょう。
なにもショートカットキーを全て覚えろとはいいません。
Windows標準のものだけで130個前後あるらしいですから…
とりあえず今日は、
Ctrl + C(コピー)
Ctrl + V(ペースト)
Ctrl + Z(やり直し)
Ctrl + Y(取り消し)
これだけは覚えて帰ってください。
( ゚Д゚)はい!スクショしてスクショ!
書きながら修正する
書きながら修正するのもよくありません。
多少のタイピング間違い程度なら、書きながら修正してもいいですが
主述関係や文章のリズム、改行などは多少おかしくても直さずに
一旦は書き上げることをおすすめします。
一回手が止まると、集中力も途切れてしまいますし
全体を書き上げたからこそ見えてくる問題点もあります。
気持ち悪くとも、完成させることを目標にしましょう。
文章を速く書くためのおすすめツール6選
文章を速く書くためのおすすめツールは以下の6つです。
上からおすすめ度の高いツールになっています。
- パソコン
おすすめ度★★★★★ - Googleドキュメント
おすすめ度★★★★☆ - Notion
おすすめ度★★★★☆ - 文章校正ソフト
おすすめ度★★★☆☆ - 音声入力
おすすめ度★★☆☆☆ - 文章自動生成AI
おすすめ度【未知数】
パソコン おすすめ度★★★★★
まず、文章を書く場合は必ずパソコンを用意しましょう。
スマホじゃだめです。
たまーーーにライターでもいるんですよ。
パソコンじゃなくてスマホ使ってます!!
っていう人。
絶対ヤメレ!パソコンくらい買って!
3万も出せば中古でそこそこの買えるから!
パソコンはスマホに比べて画面も大きいですし、キーボードもついています。
スマホの小さな画面でタイピングするよりもずっと効率がいいです。
スマホとパソコンのタイピング速度の記録を比較してみる
実際にスマホとパソコンのタイピング速度記録を比較していきましょう。
こちらでは1秒間に何文字のローマ字を打てたのかを比較しています。
スマホ入力の記録
複雑なつづりの単語25語で構成される課題文を、わずか18.19秒でスマートフォンに入力。
【中略】
課題文は「The razor-toothed piranhas of the genera Serrasalmus and Pygocentrus are the most ferocious freshwater fish in the world. In reality they seldom attack a human.」(ローマ字160文字)という内容。誤字脱字なく全文を入力するのが条件だった。
パソコンタイピングの記録
インタビュアー
miriさんだと1秒間に何文字ぐらい打っているんですか?miriさん平均だと16~17キーぐらいです。ローマ字入力なので、文字数に換算するとだと8文字くらいですね。
参考:アンドエンジニア|知られざる”競技タイピング”の世界。競技タイピング日本一のmiriさんに聞くその面白さや見どころとは
結果をまとめるとこのようになります。
デバイス | 1秒間の文字数 |
パソコン | 16~17文字 |
スマホ | 8~9文字 |
スマホとパソコンで、およそ2倍もの違いがあることが分かるでしょう。
「俺はスマホ入力を極めて1秒間に10文字を目指すんや!」
という高い志がない限り
パソコンで1秒10文字を目指すほうが賢明です。
Googleドキュメント おすすめ度★★★★☆
文書作成ソフトは色々とありますが
Googleドキュメントがおすすめです。
Wordやメモ帳でも全然悪くはないんですが
Googleドキュメントはクラウドにリアルタイム保存してくれます。
これが本当に便利。
いちいち保存状況を確認しながら、定期的に保存の操作挟まなくてもいいし
なにより不慮の事故で書いたデータが飛ぶこともありません。
無料でブラウザから使えるから、パソコンのスペックに依存しないのもありがたいです。
もしもWordを使っている方がいるなら悪いことは言いません。
Googleドキュメントに乗り換えましょう。
Notion おすすめ度★★★★☆
Notionはクラウドメモアプリです。
Googleドキュメントと同じく、文書をクラウド保存してくれますが
こちらはメモに特化しています。
文章の大枠や骨組みを作る段階で、Googleドキュメントを使うのも問題ないですが
メモアプリを使えばスキマ時間にも作業ができるようになります。
同じくクラウドメモアプリのEvernoteもおすすめです。
こちらはNotionよりも拡張性が低い代わりに
アプリが軽く、UIもシンプルにまとまっています。
骨組みや構成などのおおまかな作業はメモアプリ
実際の執筆はGoogleドキュメントと使い分けましょう。
文章校正ソフト おすすめ度★★★☆☆
文章の間違いや表記の揺れなどを直してくれる
文章校正ソフトもおすすめです。
どうしても自分の間違いは自分では気付きづらいので
ソフトウェアの力を借りるのがミスも少なくすみます。
有名どころだと、文賢やso-zou.jpなどがありますね。
でも、僕はあまり使っていません。
理由はGoogleドキュメントで執筆することが多いからです。
Googleドキュメントの校正システムが十分に優秀なので
いちいち他のソフトを介す必要があまりないんですよね。
それでも有料ソフトの多機能性には敵わないので
より格式高い文章を書きたい方は校正ツールを使うのも良いと思います。
音声入力 おすすめ度★★☆☆☆
音声入力は喋ったことをそのまま文字起こしするツールですね。
複数のメディアやインフルエンサーがおすすめしていますが
僕はあまりおすすめできません。
たしかにタイピングより速いんですが、精度が良くありません。
日本語って同音異義語があまりに多いんですよ。
精度や制度、最低や裁定、効果や高価…硬貨…
いくらでもありますよね。
あと、僕は考えながら文章を書くんで
音声入力だと慌ただしい感じがして好きじゃありません笑
それでも、動画やラジオなどの文字起こしには非常に有用なツールです。
文字起こしライターさんには必需品でしょう。
文章自動生成AI おすすめ度【未知数】
最近はAIの文章力も上がってきていますね。
低単価でライターに発注をするよりも
AIを使って文章を作ったほうが、コストもかからず速くなっています。
今後、構成や骨組みやどんな文章にしたいかをAIに指示して
手直しのみをするライターも出てくるのではないでしょうか。
そうはいっても、まだAIの文章作成も出てきて間もない技術なので
今後どうなるかはわかりません。
文章術のおすすめの書籍2選
文章を速く書くためにはインプットをして
自分の引き出しを増やしておくことも重要です。
インプットには本を読むのがおすすめですが
特に文章術について書かれたものを読むと良いでしょう。
おすすめの本は以下の2冊です。
- 新しい文章術の教室
- 才能に頼らない文章術
新しい文章術の教室
読みましょう。とにかく読みましょう。
日本語を扱う人全員が読むべき本です。
普段は日本語の読み書きを、感覚的に行なっていると思います。
しかし、日本語も英語などと同様に体系化された言語であり
当然、日本語にも正しい文法はあります。
それを学べるのがこちらの書籍です。
内容の中心は「文章術」ですが
日本語の文法的な知識も学べます。
僕もこの本を読むまでは、日本語がこんなに複雑で奥深いものだとは知りませんでした。
文章で悩んだらとりあえず買っておくべき一冊です。
才能に頼らない文章術
「新しい文章術の教室」をWEBメディアにより特化させたのがこの書籍です。
WEBで文章を書かない限り「新しい文章術の教室」で十分だと思います。
しかし、WEBライティングやブログをする上では絶対に読むべきです。
WEBの文章作法から読みやすい文章の形・NG例が具体的にわかります。
特にWEBライターとして活躍したいと考えている方は
「新しい文章術の教室」を読んだ上でこの本を読みましょう。
まとめ:文章の質を向上させながら速く書こう
この記事をまとめると以下のようになります。
文章を速く書くメリットは
- 品質の高い文章を書ける
- 作業効率が上がる
- インプットに時間を取れるようになる
- 収入やキャリアの向上につながる
文章を速く書く準備は
- 大枠を決める
- 構成を作る
- 情報や素材を集める
- 計画を立て締切を設定する
文章を速く書く執筆方法は
- とにかく手を動かし続ける
- パターンやテンプレートを活用する
- 使えるツールは使う
- タイピング速度を上げる
文章を書く上でのNG行動を行動は
- 準備をしないで書き出す
- マウスを使いまくる
- 書きながら修正する
文章を速く書くためのおすすめツールは
- パソコン
- Googleドキュメント
- Notion
- 文章校正ソフト
- 音声入力
- 文章自動生成AI
文章術に関するおすすめの本は
- 新しい文章術の教室
- 才能に頼らない文章術
文章を速く書くだけならそう難しくありません。
文章の質を下げれば簡単に速く書けますから。
難しいのは、文章の質を維持しながらor向上させながら
文章を速く書くことです。
こちらで紹介した方法は、小手先だけの文章を速く書く方法ではありません。
文章を書くための考え方や手順なので、おそらくある程度の普遍性があります。
読んでくださった方の文章作成の一助になればいいなと思います。
突然文章が書けなくなる?ライターズブロックとは?
ライターをしていると、ある日突然文章が書けなくなることあります。
これは「ライターズブロック」と呼ばれる現象です。
ライターズ・ブロック (英語: writer’s block) とは、主に執筆に関して、作家が新しい作品を生み出す能力を失ったり、創作上の低迷を経験したりする状態である。
中略
この状態は、独自の発想を思いつくことが困難になるといったものから、長年にわたって作品をひとつも生み出せないといったものまで、多岐にわたる。
要はスランプのような状態ですね。
ライターズブロックの原因は様々なことが言われていますが
大きな原因はストレスや疲れです。
文章を書くことは、体力も精神力も使う行為であり
長い間文章を書いていると限界を迎えることがあります。
それがライターズブロックの正体です。
ライターズブロックの対処法
ライターズブロックに陥ってしまったら、とにかく休むしかありません。
脳や体が疲れていてパフォーマンスが発揮できないなら
無理に執筆しても効率は落ちる一方でしょう。
書けなくなってしまったらとりあえずPCを閉じて
当分の間好きなことをやってください。
いずれライターズブロックを脱して書けるようになります。
ライターズブロックを脱したかを確認する方法
ライターズブロックを脱したかを確認する方法はとりあえず書いてみることです。
100文字でも1単語でもかまいません。とりあえず書いてみてください。
それで筆が乗らなかったら、まだライターズブロックを脱していませんので
ゆっくり休むべきです。
もし筆が乗れば、100文字だけ書こうとしても
自然と200,500,1,000文字と書いてしまいます。
そうなればライターズブロックはもう脱したといっていいでしょう。
やる気が出たと思って書いてみたら、全く書けないこともあります。
逆に、やる気がでないと思っていたけれど、書いてみたら調子良く書けることもあります。
これは書いてみない限りわからないため、書く習慣は付けておきましょう。
書く(描く)のが早いことで有名な作家5名
作家の方は速筆の方が多いですが、中でも飛び抜けて速い方を紹介します。
速筆で有名な作家さんは以下の5名です。(敬称略)
- 森博嗣
- 西尾維新
- 松本清張
- 赤川次郎
- 手塚治虫
森博嗣
「すべてがFになる」でも有名な森博嗣さんは筆が速いことでも有名な作家です。
あるインタビューによると、1時間に6,000文字もの文章を書けるとのこと。
1時間で原稿用紙が15枚消費されると考えると、とんでもないスピードですね。
これが1文字1円のライターであれば時給6,000円。(そんなに安いはずはないですが)
僕もこれくらい書けるようになりたいものですね…。
西尾維新
西尾維新さんの代表作には「化物語シリーズ」や
「掟上今日子の備忘録(忘却探偵シリーズ)」などがありますね。
そんな西尾維新さんは1日2万字を書くそうです。
8時間稼働だとして、1時間に2,500字…
1時間6,000字よりは現実味がありますね!感覚がおかしくなっているかも
参考:ほぼ日手帳2014|あのひとの「ほぼ日手帳」西尾維新さん
松本清張
「砂の器」や「黒革の手帖」の松本清張さんも筆が速いことで有名です。
近年でも作品が度々ドラマ化されるので忘れがちですが
実は戦中・戦後に活躍した作家さんなんですよね。
そんな松本清張さんの生涯作品数は700を超えます。
それだけでも十分凄さが伝わると思いますが
月の執筆文字数の最高は92万字ともいわれています。1日、4万~5万字…?
激動の昭和を生きた方は違いますね…
赤川次郎
赤川次郎さんの代表作には
「セーラー服と機関銃」や「三毛猫ホームズシリーズ」などがあります。
月当たり・日当たりの文字数は不明ですが
最盛期には1年間で36冊もの作品を発表しています。
小説1冊あたりの文字数が10万~20万字とされているので
年間で360万字~720万字書いた計算です。
ボツになったものや削られたものもゼロではないでしょうから
実際に書いた文字数はもっと多いと予想されます。
手塚治虫
漫画の黎明期を支えた巨匠、手塚治虫さんの代表作には
「ブラックジャック」や「鉄腕アトム」、「リボンの騎士」などが挙がりますね。
人気漫画家といっても、月刊なら1~2本、週刊なら1本を抱える程度が普通ですが
手塚治虫さんは、月刊連載を最大7本同時に抱えていたそうです。
また、生涯で700タイトル、15万ページもの作品を描いたということからも
いかに筆が速かったかがわかります。
漫画と文章は別物ですが、同じく速筆という点で取り上げさせていただきました。
参考:手塚プロダクション