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しょーびです
僕の場合ADHDは大学3年のときに発覚しました。その時はとても驚いたのと同時に今までのは病気のせいなんだと安心したのも覚えています。
しかし、ADHDのは多くの場合、中学校に上がるまでの子供時代に発覚することがほとんどのようです。
もしかしたら自分の子どもはADHDかもと思っているお母様お父様方は参考にしてみてください。
目次
ADHDの子供の特徴
ADHDの子どもに多く見られる特徴は以下の11点です。
もしかしたらと思う方はこれとまずお子さんの特徴を比べてみてください。
- 落ち着きや注意力がなく授業中に歩きだしたりボーッとしたりしてしまう。
- 集中力がなく気が散りやすい。
- 物をなくしたり忘れたりすることが多い。
- 決まりや規則をなかなか守れない。
- 順番や待つことが苦手で割り込みをしたり我慢ができなかったりする。
- 急に何かに興味を抱き衝動的に行動する。
- 静かにするべき場所でも静かにすることができない。
- うっかりミスやケアレスミスがよくある。
- 片付けや整理整頓が苦手。
- 他の子どもに比べてワンテンポ遅れて行動をする
- 手先を使うことや字を書くことが苦手で不器用。
以上がADHDの子どもに多く見られる特徴です。
全て当てはまらなくとも4つ以上当てはまればグレーゾーンと言えるでしょう。心療内科や精神科の受診をおすすめします。
親のしつけが悪いからADHDになるの?
「私の育て方がだめだったからこの子がADHDになってしまったんだ。」
よくADHDの子どもを持つ親御さんが思うことです。しかし、ADHDは例外なく先天性の病気です。育て方や環境で発症する病気ではありません。
ですので、けっして育て方やしつけが悪かったからと言って、後天的にADHDが発症するということはないのです。
もしお子さんがADHDだとしても自分を責めないであげてください。子どもはそういうものに非常に敏感です。ADHDの子どもは特に敏感です。
親が自分のせいで悩んでいることを察知し、それがお子さんのストレスにもなりかねません。自分のためにもお子さんのためにも、自分自身を責めないで上げてくださいね。
ADHDの子供との接し方
よく褒める
もちろん悪いことをしたら叱るのは当然です。しかしそれ以上に褒めることは大事です。
いいことをしたらどんな小さなことでもいいので、気づいたら出来るだけ早くよく褒めてあげましょう。
そのときにお子さんと目線を合わせ、笑みを浮かべることを忘れないでください。笑みを浮かべることでお子さんは親の役に立ったと思い、モチベーションアップに繋がります。
長所を伸ばす
ADHDの子どもは自分の好きなこと、得意なことに関しては持ち前の過集中で集中力を発揮するケースが多いです。
タレントの栗原類さんやアメリカのポップ歌手ブリトニー・スピアーズさんもADHDです。
このようにADHDの子どもは特定の分野で才能を開花させることができます。
子供の長所を見つけ、そこを伸ばしてあげられるようにすればきっと素晴らしい才能をが開花することでしょう。
集中できる環境を作る
とはいっても集中すべきときに集中しなくてもいいというわけでもありません。例えば学校の宿題中など、集中して取り組まなければなかなか終えることはできませんよね(笑)
そういうときには集中できる環境を整えてあげましょう。具体的には集中すべきものがあある時にはテレビやおもちゃや漫画から遠ざけて、
できるだけものが目に入らない壁際や部屋の隅などを利用して、勉強をさせてあげましょう。
物事の順序立てる
これはお子さんがなにかやるとき、お子さんに指示を出すとき両方で心がけてください。
まず、お子さんがなにかやるときは興味を持ったものからやらせてあげるようにしましょう。そのときにルールやマナーを守ることを徹底させてください。
そして、それをする前に①Aをする。②Bをする、③Cをする…といったように計画を立ててからするようにしてください。
お子さんに指示を出すときも同様です。必ず絵や図にして具体的にわかりやすく指示を出してあげてください。
自覚させる
子ども自身に病気を自覚させるのも重要です。
とはいっても「あなたは病気なんだから気をつけなさい」
というのではなく、どのようなところで不注意になるのか、集中力が途切れるのかを自覚させるということです。
そのためには親子が一緒になってどこで失敗するのかを考える必要がありますね。
年齢別の子どもへの対応
1~6歳 保育園や幼稚園での対応
起こりうる問題 | 解決策 |
言葉の遅れ | 絵本の読み聞かせや言葉を指導する |
兄弟や友達との喧嘩 | 喧嘩の収め方を教える |
怪我や事故 | 保育園や幼稚園、家庭で十分注意する |
怒られている内容の不理解 | 短くわかりやすい言葉で怒る |
他のことに興味を持ち単独行動をする | あまり問題でなければそっとしておく。問題があれば集団行動への参加を促す。 |
6~12歳 小学校での対応
起こりうる問題 | 解決策 |
授業に興味が持てない | グループでの話し合いなど設けを授業に集中できる工夫をする |
授業中歩き回る |
|
長い間集中ができない | 40分間集中させるのではなく、10分間を4回集中させることが重要。小休止を取ったり、質問などをして集中力をリセットする。 |
掲示物や外の様子に気を取られてしまう | 席の位置や掲示物の位置を工夫し、興味がそれないように工夫する。 |
課題をこなせない | 課題の内容や量を工夫する |
板書を取ることができない | 短いキーワードで行間を十分に空けて書くようにする。○や△などを使い今どこを見ればよいのかをわかりやすくする。 |
何らかのトラブルを起こす | 頭ごなしに叱るのではなくまず気持ちを受け入れ、その背景にあった感情や事情を考える。 |
13~18歳 中学校・高校での対応
起こりうる問題 | 解決策 |
仲間はずれになり、人間関係がうまくいかない |
|
反抗期に入り反抗的になる | 叱らなければならないときは怒鳴らないように気をつけ、静かに注意をする。 |
授業についていけない | 長所を見つけ、それを伸ばすように教育をする。 |
要領が悪い | うまくやれなどと突き放さず一緒に解決方法を考える |
バイクや車での事故を起こす | 安全運転を徹底させ、人や車に気をつけて運転させる |
どんな治療をすればいいの?
まず何よりは心療内科や精神科に連れて行ってあげてください。
その上で主治医との相談のもと適切な治療を開始して下さい。
具体的には薬物療法や、環境の見直しなどです。
しかし、薬には効果の代わりに副作用もあります。ですので僕もADHDですが治療薬というのは一切服用していません。
その代わり生活の見直しをしっかりしています。生活の見直しの具体的な方法は、年齢別の子どもへの対応を見ていただき参考にしてください。
ADHDの薬は効いている間しか効果はありません。薬が切れればADHDの症状が出てきます。ですので、根本治療には、生活の見直しをすることをおすすめします。
ADHDの子どものいいところ
特定の分野では才能を発揮する
ADHDは特定の分野ではものすごい才能を発揮する天才肌の人が多いです。ADHDの芸能人や音楽家、中には起業家もいます。
その才能を見つけ出し伸ばしてあげられるようにしましょう。
そのためには興味を抱いたことをいろいろやらせてみるのがいいと思います。その中から得意なことを見つけてあげられるようにしましょう。
好きなこと・興味のあることに関しては集中力が高い
ADHDの症状の一つで過集中というものがあります。これは好きなことは集中できるが興味のないことには集中できないというものです。
興味のないことにはなかなか集中できませんが、その分、興味のある分野では驚異的な集中力を発揮します。その中から得意なことを見つけてあげられるかもしれません。
コミュニケーション能力が高く物怖じしない
ADHDの子どもはコミュニケーション能力が高い傾向にあります。
ですので人前に出ることや、人と話すことに関して全く物怖じしない子もいます。
そのコミュニケーション能力の高さはおとなになってからも発揮され、起業家や営業マン、モデルとして活躍されているADHDの方もたくさんいらっしゃいます。
好奇心が旺盛
集中力がいろんなことに向きやすい反面、好奇心が旺盛で様々なことに興味を持ちます。
ですのでいろんなことに挑戦させてあげましょう。
まとめ
ADHDの子供の特徴は
- 落ち着きや注意力がなく授業中に歩きだしたりボーッとしたりしてしまう。
- 集中力がなく気が散りやすい。
- 物をなくしたり忘れたりすることが多い。
- 決まりや規則をなかなか守れない。
- 順番や待つことが苦手で割り込みをしたり我慢ができなかったりする。
- 急に何かに興味を抱き衝動的に行動する。
- 静かにするべき場所でも静かにすることができない。
- うっかりミスやケアレスミスがよくある。
- 片付けや整理整頓が苦手。
- 他の子どもに比べてワンテンポ遅れて行動をする
- 手先を使うことや字を書くことが苦手で不器用。
ということ。
ADHDの子供との接し方は
- よく褒める
- 長所を伸ばす
- 集中できる環境を作る
- 物事の順序立てる
- 自覚させる
ことが大切だということ。
ADHDの子どもへの対応は年齢によって違うということ
ADHDの治療法は
- 薬による治療
- 生活の見直しによる治療
があるが、薬は副作用があり、効いている間しか効果がないため、
生活の見直しによる治療がおすすめだということ。
ADHDの子どものいいところは
- 特定の分野では才能を発揮する
- 好きなこと・興味のあることに関しては集中力が高い
- コミュニケーション能力が高く物怖じしない
- 好奇心が旺盛
だということ。
ADHDは先天性の病気で基本的に治ることはありません。その分、その子の個性として尊重してあげてください。
ADHDは短所でもありますが同時に大きな武器でもあります。
その武器を生かして生活できるようにサポートをしてあげてくださいね。
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ところでお前は何者なんだという方ちょこっとだけ自己紹介しますね
こんにちは、しょーびと申します。
本人はADHDという病気を患っており、母親はアルコール依存症です。
しょーじきむっちゃしんどかったです。死んだほうが楽なんじゃなんて考えたこともありました。
しかしあることに気づいてからはそんな事考えなくなりましたね。
詳しくはこちらの自己紹介を読んでください
それじゃあ、ブログを楽しんでくださいね。