しょーびです。台風怖いっすね。
今回はアルコール依存症をアルコール依存症患者に自覚させるにはどうすればよいのかを話していきたいと思います。
目次
なぜアルコール依存を認めないのか
なぜアルコール依存を認めないのか。それには理由が2つあります。
- アルコール依存症患者にとってデメリットがあるから
- 正常性バイアスが働くから
今から個別に説明していきます。
アルコール依存症患者にとってデメリットがあるから
例えばアルコール依存症を認めてしまえばお酒が飲めなくなってしまいます。これはお酒飲みたいアルコール依存症患者にとってはデメリットです。
なんて言ったってお酒が飲みたい病気ですからねアルコール依存症は。
他にも認めてしまえば恥ずかしいだとか、精神病扱いされたくないだとかそういう気持ちも働きます。
正常性バイアスが働くから
そもそも正常性バイアスとは何なのでしょうか。
正常性バイアス(せいじょうせいバイアス、英: Normalcy bias)とは、認知バイアスの一種。社会心理学、災害心理学などで使用されている心理学用語で、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。
自然災害や火事、事故、事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい、都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、逃げ遅れの原因となる。「正常化の偏見」、「恒常性バイアス」とも言う。
ようは、「自分はまだ大丈夫だ」と思いこんでしまうバイアス(偏見)のことです。
例えば、
自分はまだ毎日飲んでいるわけじゃないからアルコール依存症ではない
だとか、
自分はまだ飲まないと手が震えるわけではないからアルコール依存症ではない
と依存症ではない証拠集めをしてしまうのです。これがアルコール依存症が否認の病と言われる所以です。
否認すればするほど症状は悪化していく
アルコール依存症は否認すればするほどに症状は進行し悪化していきます。
アルコール依存症と認識できなければその分治療は遅れます。
治療が遅れれば遅れるほど治りも遅れます。
アルコール依存は自覚を自覚させるには
アルコール依存症を自覚させるにはどうすればいいのでしょうか。ポイントは以下の3つです
- 理性的に言い聞かせる
- アルコール依存症の証拠を提示する
- 最終的には本人の意志に任せる
順を追って解説していきます。
理性的に言い聞かせる
アルコール依存症患者には怒っても意味がありません。まずはアルコール依存症は意志が弱いからではなく、病気だから飲んでしまうんだということを理解しましょう。
ですので怒りに任せて言ったところで意味がありません。あくまでも理性的に言い聞かせましょう。
アルコール依存症の証拠を提示する
あなたはアルコール依存症だと自覚させるためにその証拠を提示しましょう。例えば暴れていたり絡んでいたりしているところを録画録音する、アルコール依存症のチェックテストを行わせる。などです。
最終的には本人の意志に任せる
最終的には本人の意志に任せましょう。病院に強制的に連れて行っても一時的な避難にはなりますが、治療にはつながらないことが多いです。
なので長期的に治療させるためにも本人が病院に行くまで待ちましょう。
もしかしてアルコール依存症?チェックポイント10個
アルコール依存症の簡単なチェックリストを作りましたよかったら活用してみてください。
- お酒を飲んだ翌日~数日の間お酒を飲まないと具合が悪い
- お酒を飲んだ翌日大事な約束を守らなかったり、仕事に行かなかったりしたことがある
- お酒を飲まなければいい人だと言われたことがある
- お酒を隠れて飲んだり隠したことがある
- 朝酒や昼酒を何回かしたことがある
- お酒をやめなければと感じたことがある
- お酒で身体を壊したことがある
- お酒で人間関係をだめにしたことがある
- 潰れるまで飲んでしまう
- 酔うと怒りっぽくなる
この中で4つ以上当てはまるとアウトです。一つでも当てはまったら疑いありです。病院で見てもらいましょう。
僕の母がアルコール依存症を自覚した理由
一番は自分は普通じゃないと自覚させました。そもそも、母はお酒が好きではなかったので、そこがおかしいんじゃないかと話しました。
あくまでも理性的に。諭すように話しました。
すると母もおかしいと思ってくれたらしく、自分はアルコール依存症だと認めてくれました。
まとめ
アルコール依存症を認めない原因は
- アルコール依存症患者にとってデメリットがあるから
- 正常性バイアスが働くから
ということ
否認すればするほど症状は悪化していくということ。
アルコール依存症を自覚させるには
- 理性的に言い聞かせる
- アルコール依存症の証拠を提示する
- 最終的には本人の意志に任せる
ということ。
ところでお前は何者なんだという方ちょこっとだけ自己紹介しますね
こんにちは、しょーびと申します。
本人はADHDという病気を患っており、母親はアルコール依存症です。
しょーじきむっちゃしんどかったです。死んだほうが楽なんじゃなんて考えたこともありました。
しかしあることに気づいてからはそんな事考えなくなりましたね。
詳しくはこちらの自己紹介を読んでください
それじゃあ、ブログを楽しんでくださいね。