こんにちはしょーびです。
片付けが苦手。ADHDのあるあるの一つですよね。
僕もご多分に漏れず片付けは苦手で、家の机の上も会社の机の上もぐちゃぐちゃです。
一体なぜADHDは片付けが苦手なのでしょうか?
今回はなぜADHDが片付けが苦手なのかと、
ADHDが片付け得意になる方法を教えていきたいと思います。
目次
ADHDはなぜ片付けが苦手?
先延ばしの特性
ADHDのの特性の一つに先延ばしというものがあります。
これは読んで字のごとく、だめとわかっていながらも嫌なことを先延ばしにしてしまうという、厄介なものです。
これが片付けのときにも発動してしまい、片付けを嫌なことと認識してしまうので、片付けを先延ばしにしてしまうのです。
空間認識能力の低さ
片付けは、効率よく決まった空間にものをしまうということが必要です。
つまり(ADHDにとっては)高い空間認識能力が必要なのです。ADHDの特性をもつ人はこの空間認識能力低い傾向にあります。
僕も空間認識能力が低く、数学の図形問題は苦手中の苦手でしたし、車の運転も苦手です。バック駐車?知りませんそんなの。
この空間認識能力が低いがために、効率よく空間に物をしまうことができず、物が溢れてしまうのです。
ワーキングメモリの領域不足
片付けはいろんな作業を並行してやっていく必要があります。
つまり脳の作業スペース、ワーキングメモリにある程度領域がなければいけないのです。
机の乱れは心の乱れというように、ADHDはこのワーキングメモリが狭いがために、机の上も狭くなってしまうというわけです。
つまり、脳の作業スペースと実際の作業スペースが同期されてしまうのです。
なぜ片付けが重要なのか
それではなぜ片付けが重要なのでしょうか?
「そんな汚くともなんとかなるよ。死にはしないよ。」
たしかにそうかも知れません。しかしこれだけは断言できます。
片付いてない部屋より片付いている部屋のほうが確実にいい。ということです。
というかむしろ、ADHDだからこそ片付けるべきだと思います。
ADHDのが身の回りを整理することによって生活はよりよく変わります。
ではどのように変わるのかご説明していきます。
ワーキングメモリが狭くてもなんとかなる
まず、ワーキングメモリが狭くともなんとかなるという点が挙げられます。
ワーキングメモリの狭さはいろんな問題を引き起こします。
例えば、言いつけられた仕事を忘れてしまったり、やっている仕事を途中で忘れてしまったり……
こういったことも身の回りさえ片付いていればなんとかなります。
言いつけられた仕事を忘れてしまうのであれば、身の回りさえ片付いていれば、目立つところにメモをしておけばいいですし、
やっている仕事を忘れてしまうのなら、身の回りさえ片付いていれば、そこだけで作業をしていれば忘れづらくなるでしょう。
このように、身の回りが片付いていれば、ワーキングメモリが狭くともなんとかなるのです。
脳の作業領域が狭いのであれば、実際の作業領域を広げてしまおうということですね。
仕事の効率が上がる
身の回りが片付いていれば言わずもがなですが、仕事の効率は格段に上がります。
ADHDの特性を持つ人達は要領が悪い傾向にあります。
だからこそ身の回りをしっかり片付けて仕事の効率を上げれば良いのです。
実際に周りを見渡してみて、定型発達の人を見ても「仕事ができる人」の机の上というのは片付いています。
逆に定型発達の人でも「仕事のミスが多い人」、「仕事ができない人」の机の上というのはかなり散らかっている傾向にありますね。
まあ、僕もその一人なんですけど(笑)
気持ちが塞ぎづらくなりうつ状態になりづらくなる
身の回りが片付いていると気持ちが晴れやかになり、気持ちが塞ぎづらくなります。
そうなれば鬱になる可能性は下がります。
ADHDは周りとの違いや生き辛さに苦しみ、鬱になりやすいそうです。
僕自身も今抑うつ状態に苦しんでおり、なってから3ヶ月間は何もできませんでしたね。

今は僕自身散らかすこともしませんが、そうはいっても家は汚れますので、
母が家を掃除してくれているおかげで家はきれいに保たれています。
きっと、ずっと汚い環境にいたら鬱も悪化し、気持ちもふさぎ込んだままだったでしょう。
たまに酒を飲んで失敗する母ですが、そういう点では感謝しています。

ADHDが片付け得意になるためには
片付けをしなかったらどうなるかに目を向ける
まず、片付けなかったらどうなるかに目を向けることが大切です。
例えば、片付けなかったら不衛生な環境になり、気持ち悪くなったり、体調を崩したりします。
あと、散らかった部屋では人も呼べませんよね?
そういった片付けなかったらどうなるかに目を向けることが大事なのです。
使ったものはもとに戻す
これはADHDではない人にもおすすめの片付け法ですが、使ったものは使うたび元の場所に戻したほうが片付きます。
そうするためにも、ものの定位置を決めておき、使うたびにそこに戻す習慣を付けましょう。
完璧主義はやめる
ADHDは完璧主義者が多いです。しかし、ADHDに完璧主義は最悪です。
そもそも、片付けにゴールなどありません。片付けようと思えばどこまでも片付けられます。
そこでADHDのの完璧主義が発動してしまえば、
と、自らを責めてしまい、片付けが更に嫌になってしまいます。
適当なところでの妥協は重要です。あまり完璧主義にならずに適当に妥協しながら片付けをしましょう。
一気に片付けようとしない
これはADHDの完璧主義と関係のあることなのですが、ADHDのはその完璧主義から一気に片付けようとしがちです。
ぶっちゃけそんなことは不可能です。時間には限りがあります。
なので、片付けをすると決めたら長い目で物事をみるようにし、
月曜 | 窓拭き |
火曜 | 風呂掃除 |
水曜 | ゴミ出し |
というように日を分けて作業をするようにしましょう。
一気に片付けようとすると非常に大変ですので(笑)
まとめ
ADHDが片付けが苦手なのは
- 先延ばしをしてしまいがちだから
- 空間認識能力の低いから
- ワーキングメモリの領域が少ないから
ということ。
ADHDが片付けをすべき理由は
- ワーキングメモリが狭くてもなんとかなる
- 仕事の効率が上がる
- 気持ちが塞ぎづらくなりうつ状態になりづらくなる
ということ。
ADHDのが片付け得意になるためには
- 片付けをしなかったらどうなるかに目を向ける
- 使ったものはもとに戻す
- 完璧主義はやめる
- 一気に片付けようとしない
ということ。
ADHDに限らず、片付けというのは人生を豊かにしてくれる手段の一つです。
さらにADHDが片付けができないということは片付けさえできれば人生は大きく変わるということです。
僕も今回学んだことを生かして早速片付けをしてみたいと思います。
ところでお前は何者なんだという方ちょこっとだけ自己紹介しますね
こんにちは、しょーびと申します。
本人はADHDという病気を患っており、母親はアルコール依存症です。
しょーじきむっちゃしんどかったです。死んだほうが楽なんじゃなんて考えたこともありました。
しかしあることに気づいてからはそんな事考えなくなりましたね。
詳しくはこちらの自己紹介を読んでください
それじゃあ、ブログを楽しんでくださいね。